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税理士事務所のホームページ制作の費用相場と選び方

更新日:2026年10月31日

先に結論です。

税理士事務所のホームページの制作費は、頼み方によって大きく変わります。ホームページで料金を公開している制作会社14社の料金表を見たところ、毎月払う形のサービスは初期費用0〜20万円ほどと月4,800〜19,800円ほど、ページ数を絞った買い切りは5万〜30万円ほど、10ページを超える本格的な制作は30万〜120万円ほどでした(いずれも税別)。

開業したての事務所なら、まずは必要な内容を5〜6ページにまとめ、作ったあとの更新まで含めた「3年間の合計」で比べるのがおすすめです。

開業の準備や顧問先への対応で忙しいなか、ホームページをどこに頼めばよいのか、いくらかかるのかは分かりにくいものです。見積もりを取ってみると、同じようなページ数でも金額が何倍も違うことがあります。

この記事では、ホームページで料金を公開している制作会社の料金表をもとに、費用の幅と、その差がどこから生まれるのかを整理します。あわせて、税理士事務所のホームページに載せたい内容と、税理士会の広告のルールで気をつけたい点、依頼先を選ぶときの確認点をまとめました。

ホームページ制作費の幅(頼み方ごと)

2026年10月に、ホームページで料金を公開している制作会社14社(税理士・士業向けのサービスを含む)の料金表を確認しました。料金の決め方は、大きく次の3つに分かれました。自分で作る場合は、作成サービス2つの料金表を確認しています。

頼み方費用の目安(税別)
自分で作る(ホームページ作成サービス)最初:0円(作業は自分)
毎月:有料プランで1,200〜2,700円ほど
毎月払う形の制作サービス(7社)最初:0〜20万円ほど
毎月:4,800〜19,800円ほど
ページ数を絞った買い切りの制作(5社)最初:5万〜30万円ほど
毎月:保守の料金を載せていた例では4,480〜4,980円
10ページを超える本格的な制作(3社)最初:30万〜120万円ほど
毎月:0円(保守なし)〜5万円(作業の量による)

※ ホームページで料金を公開している制作会社14社の料金表(2026年10月時点)をもとにした目安です。金額は税別にそろえています(税込で表示している会社は税別に直しました)。キャンペーン価格を表示している会社は、その時点の表示価格で数えています。自分で作る場合の金額は、ホームページ作成サービス2つの料金表(2026年10月時点)によるものです。

金額の差が生まれるところ

料金表を見比べると、金額を大きく左右していたのは次の点でした。

  • ページ数:1ページだけか、5〜6ページか、10〜20ページ以上か
  • デザインの作り方:用意された型を使うか、事務所ごとに一から作るか
  • 文章をどこまで書いてもらえるか:原稿の下書きまで含むか、先生が用意するか
  • 検索対策や記事作りの手伝い:検索で見つけてもらうための調査や、記事の作成まで含むか
  • 作ったあとの更新:文言の修正やページの追加が料金に含まれるか、その都度かかるか

同じ「5ページのホームページ」でも、どこまでを料金に含めているかが違えば、金額は大きく変わります。金額だけでなく、何が含まれているかを並べて比べることが大切です。

毎月払う形と買い切りを、3年間の合計で比べる

毎月払う形のサービスは、最初の負担が軽いのが特長です。一方で、使い続けるあいだは毎月の料金がかかります。買い切りは最初にまとまったお金がかかりますが、保守を頼まなければ、その後の費用はサーバー代やドメイン代だけになります。

どちらが合うかは、使う年数で変わります。比べるときは、次の式で3年間の合計を出してみてください。

3年間の合計 = 最初にかかるお金 + 毎月のお金 × 36か月

計算の例3年間の合計
最初0円・毎月9,800円0円 + 9,800円 × 36 = 352,800円
最初10万円・毎月4,500円100,000円 + 4,500円 × 36 = 262,000円
最初50万円・毎月0円(サーバー代・ドメイン代は別)500,000円 + 実費

※ 上の表は計算のしかたを示すための例で、特定の会社の料金ではありません。

あわせて、最低契約期間と、解約したときにホームページのデータがどうなるか(引き継げるか、公開が終わるか)も確認しておくと安心です。

費用に含まれるもの・含まれないもの

見積もりの金額に何が入っているかは、会社によって違います。次の項目を一つずつ確認しておくと、あとから思わぬ費用がかかるのを防げます。

項目確認したいこと
ドメイン(〇〇.com など)取得の費用と毎年の更新料はどちらが払うか。名義は事務所になるか
サーバー月額に含まれるか、別に契約が必要か
SSL(通信の暗号化)料金に含まれるか。アドレスが「https」で始まるか
原稿・写真文章の下書きを作ってもらえるか。写真の撮影は別料金か
お問い合わせフォームどのプランから付くか
修正の回数公開前に何回まで無料で直してもらえるか
公開後の更新文言の修正・お知らせの追加・ページの追加は、月額に含まれるか、その都度の料金か
メールアドレス事務所のドメインのメールアドレス(info@〇〇.com など)を作れるか

自分でドメインやサーバーを契約する場合の実費は、たとえばドメインは「.com」で年1,721円、「.jp」で年3,102円、レンタルサーバーは月1,100円(12か月契約)という料金の会社がありました(いずれも税込・2026年10月時点の一例)。

税理士事務所のホームページに載せたい内容

税理士を探している方は、ホームページを見て「自分の相談に対応してくれるか」「いくらかかるか」「どこにあって、どう連絡すればよいか」を確かめています。次の内容があれば、問い合わせの前に知りたいことはおおむね伝わります。

  1. 事務所の情報:事務所名、税理士の氏名、所属する税理士会、住所、電話番号、受付時間、地図
  2. 業務内容:法人の顧問、個人の確定申告、相続税の申告、創業の支援、記帳の代行など、対応している業務
  3. 料金:月々の顧問料、決算や確定申告の料金の目安
  4. 税理士の紹介:経歴、得意な分野、事務所の考え方
  5. 相談の流れ:問い合わせから契約までの手順、初回の相談の進め方
  6. 対応のしかた:対応している地域、オンラインでの面談の可否、使える会計ソフト
  7. よくある質問
  8. お問い合わせ:フォーム、電話、メール
  9. お知らせ:休業日、税制の改正の案内など
架空の税理士事務所のホームページの見本のトップページ
架空の税理士事務所で作った見本のトップページです。上のメニューに、事務所案内・業務内容・料金・ご依頼の流れ・お問い合わせを並べています。

開業したばかりのうちは、ページ数を増やすより、上の内容を5〜6ページにきちんとまとめるほうが大切です。特に料金は、目安だけでも載せておくと、相談する側が安心して問い合わせできます。

税理士会の広告のルールで気をつけたいこと

税理士の広告には、各地の税理士会が定める「業務の広告に関する細則」があります。日本税理士会連合会の「税理士会会員の業務の広告に関する運用指針」では、ホームページも広告に当たると説明されています。ここでは、名古屋税理士会の細則(平成30年12月改正)と、日本税理士会連合会の運用指針(平成30年6月変更)の原文で確認できた内容から、ホームページづくりに関わるところを紹介します。

  • 禁止されている広告:事実に合っていない広告、誤解させるおそれのある広告、大げさな広告や過度な期待を抱かせる広告、過度に不安をあおる広告、他の税理士や事務所と比べた広告など
  • 顧問先の名前:顧問先(委嘱者)の氏名や名称、扱っている・扱った事案は、委嘱者の書面による同意がなければ載せられません
  • 氏名と所属の表示:広告には、税理士の氏名(名称)と、その税理士会の会員であることを表示します
  • 記録の保存:広告をした会員は、広告が終わってから3年間、広告物などの記録を保存します。運用指針では、ホームページは書き換えるたびに書き換える前のデータを保存しておく必要がある、とされています
  • 料金の表示:運用指針では、報酬の金額をはっきり示すことは禁止されていないとしたうえで、「割安な報酬で引き受けます」のような表現は誤解を与える例として挙げられています

※ 細則は税理士会ごとに定められています。ホームページを作る前に、ご自身が所属する税理士会の細則と運用指針を確認してください。制作を依頼する場合も、掲載する内容の最終確認は先生ご自身で行うのが安全です。

依頼先を選ぶときの確認点

料金表やサービスの説明を比べるときは、金額のほかに次の点を確認しておくと、依頼したあとの行き違いを減らせます。

  1. 見本や制作例を見られるか:士業の事務所の制作例があると、仕上がりを想像しやすくなります
  2. 税込か税別か:料金表によって表示が混ざっています。そろえて比べます
  3. 見積もりに含まれる範囲:前の章の表の項目が、どこまで入っているか
  4. 原稿を誰が書くか:先生が書く量が多いと、公開までに時間がかかります
  5. 公開までの期間:開業日に合わせたい場合は、逆算して間に合うか
  6. 最低契約期間と解約のときの扱い:データを受け取れるか、ドメインを引き継げるか
  7. ドメインの名義:事務所の名義で契約できるか
  8. 公開後の相談のしかた:修正の頼み方(メール・電話など)と、対応にかかる日数
  9. 支払いの時期:着手金の有無、分割できるか

公開したあとにかかるお金

ホームページは、公開したあとも費用がかかります。主なものは次のとおりです。

項目内容
ドメインの更新料毎年かかります。「.com」と「.jp」では金額が違います
サーバー代毎月または毎年。保守の料金に含まれている場合もあります
保守・更新の料金文言の修正やお知らせの追加、不具合への対応など。月額に含むか、その都度の料金かは会社によります
ページの追加業務を増やしたときなど。月額に含む会社と、1ページごとに料金がかかる会社があります
検索対策や広告必要に応じて。毎月の費用がかかるものが多いです

料金や営業時間が変わったのにホームページが古いままだと、見た方を迷わせてしまいます。公開後の更新を誰がどう行うかは、依頼する前に決めておくと安心です。

もう一度、結論です。

料金を公開している制作会社14社の料金表では、毎月払う形は初期費用0〜20万円ほどと月4,800〜19,800円ほど、ページ数を絞った買い切りは5万〜30万円ほど、本格的な制作は30万〜120万円ほどでした(税別)。

比べるときは、最初の金額だけでなく、3年間の合計と、料金に含まれる範囲(原稿・ドメイン・サーバー・公開後の更新)をそろえて見るのがおすすめです。載せる内容は、所属する税理士会の広告の細則に沿っているかも確認しておきましょう。

この記事の内容を、士業のホームページ屋さんに任せた場合の料金

士業のホームページ屋さんにご依頼いただいた場合、この記事で取り上げた項目は、それぞれ次の料金でお引き受けしています。

この記事の項目任せた場合(税別)
ホームページの制作1ページ:10,000円
6ページ:30,000円
8ページ以上(お問い合わせフォーム付き):50,000円
原稿今のホームページや公開されている情報をもとに、下書きまでこちらで作ります。先生には内容の確認をお願いしています
ドメイン接続設定:5,000円(初回のみ)
新規取得の代行:3,000円
ドメインの年額費用:実費(お客様名義でご契約)
公開後の更新・サーバー月5,000円(サーバー・SSLの管理、動作の見守り・不具合への対応、文言の修正・お知らせの追加、アクセス解析のサポート込み。最低契約期間12ヶ月)
事務所のメールアドレス独自ドメインのメールアドレスの設定:5,000円(初回のみ)
Googleマップの情報の整備10,000円(Googleビジネスプロフィールの初期設定)
開業に合わせてまとめて開業・リニューアル一式セット:45,000円(6ページのホームページ+名刺+封筒+Googleマップ整備)

たとえば6ページのホームページなら、制作費30,000円と、公開後は月5,000円です。保守を36か月続けた場合の合計は、30,000円+5,000円×36か月=210,000円(ドメイン代の実費は別)です。着手金はなく、お支払いは翌月末です。

ご依頼の前に、先生の事務所の見本のホームページを無料でお作りしています。見本をご覧になってから、ご依頼いただくかどうかをお決めください。

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士業のホームページ屋さんでは、ご依頼の前に、先生の事務所の見本ホームページを無料でお作りしています。制作費は1万円〜、作ったあとは月5,000円(サーバー代・文言の修正・お知らせの追加込み)です。

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